アスリートの食事術
- はじめに
- 1 1日3食+α
- 2 羽生選手も朝食はしっかり
- 3 夜ご飯はほどほどに
- 4 アスリートはタンパク質は分けて摂る
- 5 食事は楽しくするもの
- 6 食事はこの5種類+αを意識する
- 7 まごにわやさしい
- 8 まとめ
はじめに
普段アスリートは、食事にすごく気を遣っています。
その食事術を私たちの生活に取り入れると、さらに健康的でより良い生活を送ることが出来ます。
そして成長段階のお子様にもオススメです。
ではそのアスリート達の食事術を徹底解明していきます。
1 1日3食+α
アスリートは試合で実力を発揮するため、タンパク質の原料となる、アミノ酸を取り入れます。
それに無理な食事制限をすると、エネルギーが不足して、大事な時に実力を発揮できずに終わります。
そこで1日3食栄養のバランスの良い食事を心がけています。
さらに基本は1日3回の食事に加えて、必要な栄養素を必要なタイミングで補食をとって補っています。
なかでも朝食をとることが何より大事だとか。
2 羽生選手も朝食はしっかり
フィギュアスケートの羽生選手も、朝、昼、晩の3食と補食を摂っていて、朝からエネルギーを入れることで、スタミナがつくだけではなく、脳も目覚め集中力が高められます。
朝ごはんを大切にすることにより、高いパフォーマンスを発揮できます。
3 夜ご飯はほどほどに
さらに朝食以外にも、もう一つ徹底していることがあり、それは、夜ご飯を食べすぎないことである。
本来、寝ている間に血液で栄養を運んで、体全体の疲れをとらないといけないのに、夕食をたべすぎると胃に血液が集まってしまい、体に負担がかかり、次の日に疲れが蓄積してしまいます。
そのため1日の食事の中で夕食は軽めにしています。
4 アスリートはタンパク質は分けて摂る
筋力の維持に不可欠なタンパク質も一度に多くとっても消化吸収しきれないため、脂肪としてのこってしまいます。1日100g必要な場合は、朝昼晩に3回に分けて、各30〜40gずつにわけてとるようにしています。
5 食事は楽しくするもの
アスリートの食事は栄養の計算がキチンと考えられていますが、苦痛と感じてしまうと逆効果だと言います。
人間は食べることが楽しみの1つなので、トレーニングの一環ではなく、リラックスや休息としてとりいれます。
最近ですと、子供が食に興味を持たないという相談をよく聞きますが、話を聞くと、お野菜をたべないさいとか、残しちゃダメとか、叱っているケースが多いです。
そうすると子供は無意識に食事=怒られると認識してしまいます。
それに精神的にネガティブな状態だと胃腸は動かないと言われてます。
なので食卓はコミニュケーションを楽しむ場所でなければいけません。
アスリートだけではなく、受験生やスポーツマンや一般の人でも食卓次第でパフォーマンスがかわります。
なので食卓は栄養はもちろん、コミニュケーションを楽しむ事が大切なので、テレビ見ながら食べたりすのも良くないです。
6 食事はこの5種類+αを意識する
5種類とは、①主食②主菜③汁物④副菜⑤乳製品がそろったメニューになります。
さらにデザートに+果物を入れてあげれば、ビタミンの方も摂取できます。
この図を意識して御飯を作り、当てはめてあげると、自然とバランスのいい食事がとることができます。
スポーツや受験なので、高みを目指しるお子様など、これを意識して取り入れると体が強くなり、風邪などもひきにくくなります。
①主食
主な栄養素・炭水化物
ご飯、パン、麺などの炭水化物。
糖質となり体を動かすエネルギー源。
脳を働かせるために重要となります。
②主菜
主な栄養素・タンパク質
肉や魚、卵、大豆製品などタンパク質を取り入れたおかず。
筋肉や骨などに必要な栄養素がとれ、強い体を作る基本材料になります。
③汁物
味噌汁やお吸い物、スープなど。
献立の種類に合わせて、野菜や肉、豆類、海藻類をプラスする。
だしの旨味成分が消化吸収を助けます。
④副菜
主な栄養素・ビタミン、ミネラル、食物繊維
野菜やいも、きのこ、海藻類を使ったおかず。
体の調子を整えます。
⑤乳製品
主な栄養素・カルシウム、タンパク質
牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品。
骨や歯のもとになります。
+果物
主な栄養素・ビタミン、炭水化物、ミネラル
デザートとして旬の果物を取り入れると良いです。
ビタミン類や食物繊維が含まれ、整腸作用もございます。
7 まごにわやさしい
さらに『まごにわやさしい』を意識した献立にすると、さらに良いでしょう。
『ま』は豆類、『ご』はごま、『に』は肉や卵などタンパク質、『わ』はわかめなどの海藻類、『や』は野菜全般、『さ』は魚、『し』はしいたけやえのきたけ、しめじやエリンギなどのキノコ類、『い』はじゃがいもやサツマイモなどのいも類になります。
上の図のように、チェックシートを作り、その日の食事で食べたものを、子供たちが自分でチェックをつけてもらいます。
そうすれば心理的に全てにチェックをつけたくなるため、苦手な食べ物でも自ら食べるようになります。
これらの事はオリンピックを目指している、ジュニアのアスリートもやっており、顔色が良くなり、集中力もでてくるとのことです。
8 まとめ
いかがでしたか??
最近は共働きが当たり前でなかなか食事に気を使うことが難しくなっております。
そのため、風邪をひきやすかったり、体力のない子が増えているのが現状です。
ですが子供は成長段階で、1番食事が大事な時期なので、先程説明した、5種類+果物とチェックシートを是非ご家庭でもお試しください。
お父さんお母さんも体に変化が起こり、パフォーマンスも向上すると思います。