座りすぎって実は良くないんです
・はじめに
今回は座りすぎについて解説していきます。
皆さんお仕事って立ち仕事ですか?
それともデスクワークですか?
なんと日本人の約半分はデスクワークらしいです。
しかもオーストラリアの大学の研究で、先進国世界20カ国を対象に、平日の座位時間について調査した結果、日本人が最長で1日420分=7時間であるとわかりました。
20カ国の先進国の中でもっとも長いという結果がわかりました。
最近ですと健康ブームで、運動や食生活が注目され、色んな食品や運動法が世間に飛び交ってますが、運動はしているけど、運動以外の時間は座りすぎてしまっていると、どうなんだろう、という疑問が出てきました。
1.座り過ぎのリスクの実験
イギリスの実験で、仕事で普段運転する方(運転する時に座っている方)と電車の車掌(立ちながら運転する方)を対象に、心臓の血管系の不調になるリスクや、死亡リスクを比較する実験が行われました。
その結果、仕事で普段運転する方(運転する時に座っている方)の方が死亡率は高く、電車の車掌(立ちながら運転する方)の方が1/2だけだったという結果になりました。
この事から座りっぱなしも良くないとみられます。
1-2.テレビ見る時に座ってる見る時間が長いと死亡リスクがあがる!!
オーストラリアの研究で、テレビを1日4時間以上座って見ている人は、1日2時間未満の人よりも、死亡率が約1.5倍になると判明、さらに詳しく研究したところ、テレビ視聴で1時間座り続けるごとに、1日22分ずつ平均寿命が短くなるという結果も出ています。
22分が積もったら結構な時間になりますよね。
さらに1日の座る時間と死亡リスクを検証したところ。
その結果、座る時間が4時間未満と比べて、8〜11時間の人は15%、11時間以上の人は40%も死亡率の割合が高くなると判明しました。
1-3.座位行動で病気のリスクを上げる
他にもアメリカの研究で座っている時間とがんについての関係も明らかになってきてます。
1日座位時間が4時間未満に比べて、8〜11時間の人は、がんでの死亡リスクが約20%高くなります。
また女性の場合ですと、乳がんや子宮内膜がんも、座位行動が大きく影響するとわかってきてます。
1-4.座りすぎのメカニズム
①座ったままで足を動かさずにいると、血流が悪くなり
↓
②代謝機能が低下し、太りやすくなったり、血中に老廃物が溜まり生活習慣病をまねきます。
↓
③さらに同じ姿勢で長時間座る事で、肩腰首などに負担がかかり痛みがでます。
↓
④そしてますます動かさなくなり、筋力、血管が衰えていきます。
血流が悪いところなどにはがんが発生しやすくなるので、それも原因だと思います。
2.デスクワークなどの方の改善方法
ではデスクワークの方などは、立って仕事するわけにはいきませんので、座り方を変えたり、こまめに立ち上がるといいです。
頻繁に椅子から立つことによって、軽い下半身の運動になるので、その度に血液の循環を巡らせる事ができます。
さらに立ち上がって少し動けば、血糖値の上昇も低下する事ができます。
座りすぎのをやめて、意識するようになると、肩こりや首こりの解消や、集中力が向上することや、頭や目の疲れが緩和されたり、疲れにくくなったなどの報告がございます。
人間の筋肉の70%は下半身にあります。それを動かさず30分座り続けると、血流が70%も低下します。
そうすると血行が悪くなり、不調につながりますので、座りながらでもストレッチをする事をオススメします。
2-1.座りながらストレッチ法
1.肩の上下運動でコリをほぐす。
座った状態でいいので、手は下げた状態でリラックスして、鼻で息を吸いながら肩だけを上げれるとこまで上げて、パッと口で吐きながら一気に下げる。
これを5回以上繰り返します。
頭もスッキリして、コリもほぐれます。
2.かかとを上げて血流改善
椅子に浅く座り、足をそろえて、つま先に体重をかけて、鼻で息を吸いながらゆっくりかかとを上げて、口で息を吐きながら、ゆっくりかかとを下げます。
この上下運動を5回以上繰り返します。
3.片足を上げて血流改善
椅子に浅く座り、鼻で息を吸いながら、片足をゆっくり、つま先が天井に向くまで上げて、鼻で息を吐きながら、そのままゆっくり足を下ろします。
これを左右交互に5回以上繰り返します。
3.正しい座り方を意識すればリスクを軽減できる
座りすぎが良くないと言ったけれども、ほとんどの人が、起きている時間のほとんどが座っているのが現実です。
なので正しい座り方を意識すれば、体の負担は軽減されます。正しい姿勢が身につければ、内臓が圧迫されないので、消化不良や胃もたれなどのトラブルを軽減でき、疲れやこりの痛みな生じにくくなることや、体幹が鍛えられ筋肉がつき、太りにくくなったり、おのずと姿勢が良くなり腰痛の改善も期待できます。
3-1.正しい座り方
骨盤で座るイメージで、両足を床につけ、ひざが太ももより10cm下がるようにして、上体と太ももの角度が大体110度くらい意識するといいでしょう。
4.まとめ
やはり意識する事が一番大事ですね。
普段、座って仕事をする方は特に意識するとリスクを軽減できますし、体の改善も感じられると思います。
正しい座り方も骨盤矯正クッションを使うと意識せずとも正しい姿勢を保つ事ができるのでオススメです。
|